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土記

古代人と感染症=青野由利

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 最初に聞いた時は半信半疑だった。現代人がネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子が、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを高めている、という話。

 それが先月末、英ネイチャー誌に掲載されていた。著者は独マックスプランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボさんら。となれば、やり過ごすわけにいかない。

 30年以上、古代人の遺伝子解析に挑み、現代人とネアンデルタール人の交配など意外な事実を明らかにしてきた科学者だからだ。

 今回の研究のきっかけは新型コロナの症状と遺伝的背景の関係を調べる国際プロジェクト。今夏、3番染色体の特定の部分が重症化因子の候補として公表された。

 これを見たペーボさんの同僚のヒューゴ・ゼバーグさんは、問題の部分がクロアチアで発見された5万年前のネアンデルタール人と一致していることに気づいた。

 そこで休暇中のペーボさんにすぐ連絡、急きょ2人でデータ…

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