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『オレの東大物語 1966~1972』=加藤典洋・著

『オレの東大物語 1966ー1972』

 (集英社・1760円)

 山形県から東大に入学したオレの栄光と挫折の六年間。批評家・加藤典洋氏が回顧する同時代史だ。

 田舎の文学少年はまず、東京に圧倒される。ジャズ喫茶。風月堂。フーテン文化。自意識が尖(とが)り自信満々なのにひっこみ思案のアンバランスを抱え、社会の熱量を呼吸する。小説「手帖(てちょう)」で鮮烈にデビュー。闘争の時代が始まる。山崎君の死に衝撃を受け、機動隊と揉(も)み合い、東大闘争の列に加わる。なしく…

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