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「娘」との同時金メダルを目指し奮闘 パラバドミントン・村山浩

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パラバドミントンのジャパンパラ国際でプレーする村山浩=東京・国立代々木競技場で2019年11月(日本障がい者バドミントン連盟提供)
パラバドミントンのジャパンパラ国際でプレーする村山浩=東京・国立代々木競技場で2019年11月(日本障がい者バドミントン連盟提供)

 東京パラリンピックで正式競技に採用されたバドミントン。車いすクラスの実力者、村山浩(46)=SMBCグリーンサービス=は指導者としての顔も持つ。目標はパラリンピック本番での「娘」との同時金メダルだ。【真下信幸】

 競技体験会で初めて打ったシャトルの勢いを見て、「絶対に強くなる」と直感した女子選手がいる。2019年世界選手権の女子車いすWH1クラスを制した里見紗李奈(22)=NTT都市開発=だ。17年の体験会で、その日のうちに「パラリンピックを目指せる」「一緒に国際大会に行こう」と声をかけた。練習に参加するようになった里見に競技用車いすの操縦方法や試合での駆け引きなどを指導し、互いを「娘のよう」「父のよう」と尊敬し合っている。めきめきと実力を伸ばした里見は、今では東京大会の「金メダル候補」と呼ばれるまでに成長した。

 自身は34歳だった08年11月、自己免疫の異常により神経細胞が破壊される「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」という国指定の難病にかかり、車いす生活となった。

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