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京都・読書之森

仏具とノーベル賞 京都・島津製作所創業伝 /京都

「仏具とノーベル賞 京都・島津製作所創業伝」

 <活字を楽しむ>

 (鵜飼秀徳著 朝日新聞出版、1400円(税抜き))

 「お東さん」(東本願寺)や「天神さん」(北野天満宮)に代表されるように、京都人は長年心のよりどころでもあった神社仏閣には違和感なく「さん」をつける。だが創業100年を超える老舗企業が約1400もある中で、長年の地元への貢献などから「さん」を付けてもらえる企業は二つだけという。1717年創業の呉服店を起源とし「先義後利」の理念を掲げた「大丸さん」と、江戸末期に分家した仏具商を祖とする「島津さん」。

 そう、2002年に日本初の企業人ノーベル賞(化学賞)受賞者、田中耕一さんを輩出した精密機器メーカー、島津製作所の祖は主に鋳物を扱った仏具商だったのだ。そして同社が今の形になるには明治初期の神仏分離・廃仏毀釈(きしゃく)があったからこそ、という話から浄土宗寺院の副住職でもある筆者はこの創業記を説き起こしていく。

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