秋の高校野球
秋季四国地区高校野球大会 開幕 県勢2代表、準々決勝へ 英明、投打で圧倒 高松商、猛攻11安打 /香川
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
第73回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高校野球連盟主催)は24日、高知市の県立春野球場と同市営球場で開幕し、1回戦4試合が行われた。高知中央(高知3位)はエース右腕の好投で松山城南(愛媛2位)に快勝、英明(香川2位)は徳島北(徳島3位)を投打で圧倒した。小松(愛媛3位)は終盤に鳴門渦潮(徳島2位)を突き放し、高松商(香川3位)は高知(高知2位)の本格派右腕を打ち崩した。勝者は25日の準々決勝に駒を進めた。【北村栞、山口敬人】
▽1回戦
【高知県立春野球場】
松山城南
000000000=0
10030001×=5
高知中央
(松)照屋―佐藤
(高)吉岡―小松
▽三塁打 小松(高)
高知中央は一回、八山の中前打で先制。四回には小松の2点三塁打に続き、吉岡も適時打を放って主導権を握った。吉岡は低めの変化球がさえ、2安打完封。松山城南は照屋が被安打6と粘ったが、援護できなかった。
英明
10001401=7
00000000=0
徳島北
(八回コールド)
(英)石河、寒川-河野
(徳)秋元-荒木
▽三塁打 徳永(英)
▽二塁打 逢沢、池本(英)
英明は一回、池本の適時打で先制。六回には徳永の適時三塁打からの4連打などで4点を奪って突き放した。先発・石河は6回2安打無失点。徳島北は前半、先発・秋元の踏ん張りもあって互角に戦ったが、力尽きた。
球に体が反応
○…英明は1年生の4番がきっちり仕事をした。一回1死一、二塁で左打席に池本生選手。「変化球に体が反応した」と、ややバットの下側でこすりながらも右前に先制打を放った。六回には打線に火を付ける左越えの適時二塁打も。それでもチームの主砲は不満なようで、「二塁打は風。完全に捉えた打席は一つもなかった」。初めての四国大会で「緊張があったのかも」と自己分析し、「経験したので、あすからは大丈夫」と最後は力強かった。
【高知市営球場】
小松
001000014=6
000000002=2
鳴門渦潮
(小)越智、古本―森井
(鳴)日裏、河村―佐藤
▽二塁打 西田(小)河村、高木(鳴)
小松は三回、4番・赤尾の適時打で先制。九回には4連打で突き放した。越智、古本の継投で八回まで得点を許さなかった。鳴門渦潮は九回2死から下位打線で一矢報いたが、三、六回の好機を逃したのが響いた。
高知
000002000=2
12000011×=5
高松商
(高)森木―吉岡
(松)徳田―山崎
▽三塁打 田野岡(高)
▽二塁打 山崎(松)
高松商が11安打を放って試合を優位に進めた。一回、安藤の適時打で先制。二回も連続適時打で追加点を挙げ勢いに乗った。高知は六回に田野岡の2点三塁打で1点差までつめよるも、その後は淡泊な攻撃に終わった。