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村上春樹をめぐるメモらんだむ

英文の美しさを知る「耳の良さ」

 村上春樹さんが翻訳したジョン・グリシャム著『「グレート・ギャツビー」を追え』(中央公論新社)を読んだ。米ベストセラー作家、グリシャム氏(1955年生まれ)のミステリーだ。

 3年前に出た原著を訳者はポーランド旅行中の書店で「たまたま」目にしたという。裏表紙の内容要約に「フィッツジェラルドの生原稿がプリンストン大学の地下金庫から盗まれた」といった記述があったために「買い求め、すぐに読み始めた」。米作家、スコット・フィッツジェラルド(1896~1940年)の作品を村上さんは若い頃から愛好してきた。『グレート・ギャツビー』(25年)は村上さん自身も翻訳を手がけた代表作で、グリシャム作品でも当然(?)盗難される。

 冒頭いきなり生原稿の強奪計画と実行場面がテンポ良く描かれる。その後、主要な登場人物である男女2人の事件との絡みが、それぞれの境遇とともに巧みに示されていく。

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