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「手を差し伸べてから考えればいい」 コロナ禍に再注目「懸賞生活」なすびさんの“生き方”

「懸賞生活」を振り返るなすびさん。「当時の経験からもコツコツとやるのが自分に向いていることがわかりました」と話した=福島市杉妻町で2020年10月12日午後3時44分、竹内良和撮影

 「人は懸賞だけで生きていけるか?」をテーマにしたテレビ番組の企画で1990年代後半にブレークした福島市出身のタレント、なすび(本名・浜津智明)さん(45)が東日本大震災の被災地への支援を息長く続けている。「懸賞生活」で疲れ切った心を癒やしてくれた福島の人たちを励まそうと、エベレスト登頂に4度目の挑戦で成功。東京電力福島第1原発事故で避難指示が出た区域での草刈りから地域のイベントまで顔を出す。「困ったときは、お互い様。その先、どうするかは手を差し伸べてから考えればいい」――。

 新型コロナウイルスの感染が急拡大した今春、静かに「懸賞生活」が再注目された。政府が緊急事態宣言の対象を全国に広げた4月16日、なすびさんが自身のツイッターに投稿したつぶやきがきっかけだった。

 <懸賞生活では約一年三ケ月に亘(わた)って部屋に閉じ籠っていたので、ま、まだまだ何の問題も無く余裕な状況に御座います><試しに家に閉じ籠ってみませんか?私が出来たんだから、貴方にだって出来ます‼>

 「ステイホーム」を呼びかける二つの投稿だけで5万以上のリツイート(転載)があり、<説得力がありすぎる><何も出来ない私達(たち)はひたすら自粛生活で早い終息を望むのみです>などのコメントが次々寄せられた。

 東京都に住みつつ、福島県内のテレビやラジオでレギュラーを持ち、地元イベントによく顔を出す「ローカルタレント」として活動。一方で、原発事故の爪痕が深い古里の盛り上げや被災者の支援活動、学校での講演なども続けている。

 電車移動では10円単位で節約するつましい暮らしをしながら、100万円も使ってコロナ拡大の影響で売れ残った福島牛を買い取ってイベントやネットで振る舞ったり、被災したスポーツ施設に寄付したりしている。「独身です。…

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