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演劇 東京芸術劇場「真夏の夜の夢」 心の闇えぐるファンタジー=評・濱田元子

 言葉と色彩の魔力が、心の奥の迷宮へと引きずり込む。野田秀樹がシェークスピアの原作(小田島雄志訳)を換骨奪胎してダークな味付けをした物語。ルーマニアの鬼才、シルビウ・プルカレーテの大胆にビジュアル化した演出が見応えある。

 原作は恋人たちの騒動が重層的に絡まる喜劇。1992年初演の野田版はゲーテの「ファウスト」や「不思議の国のアリス」を取り込んだ。

 アテネの宮廷は、老舗の日本料理店に。跡取り娘ときたまご(原作はハーミア、北乃きい)が父の決めた婚約者の板前デミ(ディミートリアス、加治将樹)ではなく、愛する板前ライ(ライサンダー、矢崎広)と森へ駆け落ちする。デミと恋仲だったそぼろ(ヘレナ、鈴木杏)もデミを追って森へ入っていくが、デミはそぼろを邪険にするという構造は原作と同じだ。

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