秋季高校野球

秋季関東地区高校野球大会 県勢2校、初戦突破 鎌倉学園、東海大相模 /神奈川

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【鎌倉学園-昌平】七回表鎌倉学園2死一、二塁、角谷が中前適時打を放ち二塁走者の森高(右)が生還し9点目=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月25日、宮島麻実撮影 拡大
【鎌倉学園-昌平】七回表鎌倉学園2死一、二塁、角谷が中前適時打を放ち二塁走者の森高(右)が生還し9点目=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月25日、宮島麻実撮影

 第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は25日、千葉市のZOZOマリンスタジアムなどで1回戦4試合があった。県勢の東海大相模(神奈川1位)は石橋(栃木2位)に7―0とコールド勝ち、鎌倉学園(神奈川2位)は昌平(埼玉1位)に11―7で逆転勝ちし、ともに2回戦に進出した。

 東海大相模は27日午前10時半から同スタジアムで東海大甲府(山梨1位)と、鎌倉学園は同日午後1時から千葉県柏市の柏の葉公園野球場で専大松戸(千葉3位)と対戦する。【宮島麻実、富美月、玉井滉大】

乱打戦を制す

 <ZOZOマリンスタジアム>

 ▽1回戦

鎌倉学園

  001034120=11

  013030000=7

昌平

 両チーム計26安打の乱打戦を鎌倉学園が制した。鎌倉学園は3点を追う六回、佐々木と阿部の連続適時打で逆転。終盤も加点して突き放した。昌平は前半、主導権を握ったが、投手陣が11四球と乱れ、リードを守れなかった。

【東海大相模-石橋】先発し6回を2安打無失点と好投した石田=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で2020年10月25日、玉井滉大撮影 拡大
【東海大相模-石橋】先発し6回を2安打無失点と好投した石田=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で2020年10月25日、玉井滉大撮影

機動力を生かす

 <柏の葉公園野球場>

 ▽1回戦

東海大相模

  1000330=7

  0000000=0

石橋

 (七回コールド)

 東海大相模は一回、門馬の適時打で先制すると、五、六回は足を絡めた攻撃で追加点を挙げ、石橋を突き放した。先発石田は6回を10奪三振と好投。石橋は、主戦篠崎が粘投したが、序盤の逸機と守備の乱れが響いた。


鎌倉学園・阿部功志郎内野手(2年)=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月25日、宮島麻実撮影 拡大
鎌倉学園・阿部功志郎内野手(2年)=千葉市のZOZOマリンスタジアムで2020年10月25日、宮島麻実撮影

 ■ズーム

「一球への集中」好機で結実 鎌倉学園・阿部功志郎内野手(2年)

 先制され、追いついてもすぐ勝ち越される苦しい展開だった。六回に1点差に迫り、2死二、三塁と一打逆転の好機に、背番号4の打席が回ってきた。

 「ボール球でもフルスイングしよう」と決めていた初球。高めの直球に食らいつくと、打球は右翼方向にふらふらと舞い上がった。「落ちろ!」。祈りが通じて逆転の右前適時打となると、一塁上でベンチに笑ってみせた。

 チームは県大会決勝の敗戦から、「勝負どころでの1本」を合言葉に練習を重ねてきた。走者を置いた実戦形式の打撃練習では「この1球で走者を還さなければ勝てない」と自身を追い込み、集中力を磨いてきた。

 県大会では背番号13を背負い、控えだった。33年ぶりの関東大会を前に「レギュラーを白紙にする」というチーム方針のもと、持ち味の「一球への集中力」でアピールした。初めてレギュラーをつかんで迎えた初戦。6打席で4度出塁し、期待に応えた。

 「ずっとやってきた『一球への集中』を出せた。次の試合も最高の準備をして勝ちたい」。チームも自身も、勢いに乗っている。【宮島麻実】

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