秋の高校野球
秋季四国地区高校野球大会 県勢3代表、粘るも敗退 /香川
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第73回秋季四国地区高校野球大会(四国地区高校野球連盟主催)は25日、高知市の高知県立春野球場などで準々決勝4試合があり、4強が出そろった。小松(愛媛3位)は寒川(香川1位)との接戦を制し、聖カタリナ学園(愛媛1位)は終盤の好機をものにし高松商(香川3位)を降した。鳴門(徳島1位)は先制攻撃で主導権を握って高知中央(高知3位)を破り、明徳義塾(高知1位)は投打がかみ合い英明(香川2位)に快勝した。準決勝は31日に同球場で行われる。【北村栞、山口敬人】
寒川、有効打なく
▽準々決勝
【高知県立春野球場】
寒川 011000000=2
小松 00020100×=3
(寒)松岡-青木
(小)越智、古本-森井
▽本塁打 谷頭(小)
▽二塁打 青木、市川(寒)赤尾(小)
2点を追う小松は四回1死一塁で、谷頭が左越えに同点本塁打。六回は1死二塁から森井が右前に決勝適時打を放ち、2番手・古本の好投で逃げ切った。寒川は10安打を放ちながら、13残塁と有効打が出なかった。
高松商、満塁で凡退
高松商
000000100=1
01000003×=4
聖カタリナ学園
(高)徳田、渡辺-山崎
(聖)桜井-石川
▽三塁打 桜井(聖)
▽二塁打 堀越(聖)
聖カタリナ学園は八回に堀越の適時二塁打で勝ち越し、さらに上田のスクイズ(記録は安打)などでだめ押しした。桜井は低めに球を集め、1失点完投。高松商は七回に押し出し死球で追い付いたが、なお続いた満塁で後続が倒れた。
【高知市営球場】
鳴門
500020010=8
200001100=4
高知中央
(鳴)前田、冨田、杉山―団
(高)板谷、吉岡―小松
▽二塁打 大塚、冨田、井川、藤中(鳴)八山(高)
鳴門は一回、大塚の3点二塁打などで5点を先制し、一気に流れを引き寄せた。その後も攻撃を緩めず、投げては3人の継投で13安打を浴びるも要所を締めた。高知中央は何度も好機を作ったが、あと1本が出なかった。
英明、好投実らず
英明
000000000=0
01100030×=5
明徳義塾
(英)石河―河野
(明)代木―加藤
▽三塁打 代木(明)
▽二塁打 井上、山蔭(明)
明徳義塾は二回に梅原の適時打で先制。七回、申告敬遠直後の代木が2点三塁打を放ち試合を決めた。投げては代木が被安打5、8奪三振で完封。英明は六回まで先発石河が2失点と粘ったが打線の援護がなかった。