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俳句のまなざし

パンデミックの中で=岩岡中正

 栗林浩は「俳壇」十月号「パンデミックと俳句」で、十四世紀のペストや大正期のスペイン風邪のようなパンデミックと社会変動が直接連動しないとした上で、他方、一見不要不急の「夏炉冬扇」のような俳句文学でも「感動共有」の力をもちうることを、あらためて指摘する。さらに今、句会が休会になったりオンライン化するなどの環境変化の中での結社や句会の実感の喪失の問題をとりあげているが、いずれも重要な示唆である。

 野中亮介『つむぎうた』(ふらんす堂)は、透明感あふれる叙情句集。ことばを飾らず、自然とその中に息づく季語に直接ふれる確かな実感があり、自然や他者への謙虚や畏敬(いけい)がうかがえる句集。第一に、その高く澄んだ美意識が魅力。

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