メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

田沢指名なし 「あと何年できるか」スカウト、34歳障壁と明かす ドラフト会議

プロ野球のドラフト会議で田沢純一の指名を待つ独立リーグ・埼玉の山崎寿樹CEO(左)、角晃多監督=埼玉県熊谷市で2020年10月26日、佐々木順一撮影

 プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が26日行われ、元米大リーガーで独立リーグ・埼玉の田沢純一投手は、どの球団からも指名されなかった。2013年に米レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献するなど大リーグの実績と経験を背に、日本でプロ野球入りを目指した34歳だったが年齢の壁は厚かった。

 記者会見が準備された埼玉県熊谷市内の温泉施設には50人以上の報道陣が集まったが、ドラフト会議が終了しても、待機していた田沢が姿を見せることはなかった。ドラフト会議後に田沢と直接、今後について相談したという埼玉の角晃多(すみこうた)監督は「(指名なしは)年齢のことがあったのかなと思う」と話した。

 今年のドラフトでは、ソフトバンクが高校生だけを指名したように、多くの球団が将来性のある高校生、大学生らを中心に上位指名した。田沢に関心を寄せていたある球団のスカウトは「日本球界でやれるだけの力はある」と評価しつつも、「他の指名選手との兼ね合いで(田沢の指名を)回避した。あと何年できるか、というところまで考えた」と、34歳の年齢が障壁になったことを明かす。

 田沢は08年に新日本石油ENEOS(現・ENEOS)から直接大リーグに挑戦したことで、日本のドラフト指名を拒否して海外プロ球団と契約した選手は日本球界に戻っても一定期間、日本野球機構(NPB)の12球団と契約できないと申し合わせた、いわゆる「田沢ルール」が作られるきっかけになった。

 大リーグではレッドソックスなどで、主に救援投手として通算388試合に登板。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって大リーグでプレーする機会を失い、7月に埼玉に加入した。当初はNPB球団とは来年まで契約できないはずだったが、急きょルールが撤廃されドラフト対象者となった際には「素直にうれしい。感謝したい」と話し、NPB入りに前向きな姿勢を示していた。【岸本悠】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 安倍氏は国会で虚偽説明し続けていた…「桜を見る会」前夜祭 立件可否焦点に

  2. 大阪市北区、中央区で休業・時短要請へ 27日から15日間 50万円給付調整

  3. 捜査員に知らされた姉の犠牲 「まさか路上生活とは」「理不尽」渋谷傷害致死

  4. 「ホテルの明細書あれば1000万%アウト」 桜前夜祭の野党ヒアリング詳報

  5. 安倍前首相周辺が補塡認める 「桜を見る会」前夜祭

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです