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四つの国には熱意を持った人々がいる。四国人(しこくびと)を紹介する。

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/138 テナガエビ類養殖事業部長・正岡千沙さん 世界初、量産化の立役者 /四国

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稚エビを育てている正岡千沙さん=高知県中土佐町大野見奈路で、北村栞撮影
稚エビを育てている正岡千沙さん=高知県中土佐町大野見奈路で、北村栞撮影

正岡千沙(まさおか・ちさ)さん(21)

 高知県中土佐町で七面鳥の生産販売をしている「松下商店」(同町大野見奈路)で、「テナガエビ類養殖事業部長」としてテナガエビの養殖に取り組む。試行錯誤を繰り返し、今年はミナミテナガエビの量産に成功した。町によると同様の事例は他に報告がなく、世界初という。来春の販売を予定しており「こんなことになるなんて、頭が追いついていない」と驚きを隠せない。

 県外の製鉄会社に入社したが1年で退社し、地元に戻ってきた。町の臨時職員として働いていたときに元々知人だった町水産商工課の市川文啓さんに「テナガエビの養殖を一緒にやらないか」と声をかけられた。次の仕事を探す期間と思って引き受けたが、水温の計測、掃除、餌やりなど毎日同じことの繰り返しでつまらなかった。一方で、市川さんは正岡さんの観察力や判断力を買っていた。「特殊な技術なので経験が結果に大きくつながる…

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