中国の電子商取引最大手アリババ集団傘下で、スマートフォン決済サービス「アリペイ」を運営する金融子会社アント・グループが、11月に予定する上海と香港の両証券取引所への新規上場で約3兆6000億円を調達する見通しとなった。昨年12月にサウジアラビアで上場したサウジ国営で世界最大の石油会社、サウジアラムコの294億ドル(約3兆800億円)を抜き、過去最高となる。
アントが27日までに両取引所に提出した資料によると、上海での新規株式公開(IPO)による公募価格は1株68・80元、香港では80香港ドルで、ともに日本円で約1080円。それぞれ約16億7000万株を発行する。公募価格をもとにした時価総額は約2・1兆元(約32兆円)で、世界の主要金融グループでもトップクラスとなる。
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