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「スタンプラリー」にスパイス香る 古書店街「今は我慢」 東京・神保町

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古書店(手前)とカレー店が並ぶ神田神保町かいわい=千代田区で、2020年10月14日午後4時14分、井川諒太郎撮影
古書店(手前)とカレー店が並ぶ神田神保町かいわい=千代田区で、2020年10月14日午後4時14分、井川諒太郎撮影

 東京都千代田区の神田神保町かいわいには二つの顔がある。文化が薫る古本の街、そしてスパイスが香るカレーの街。一方がお目当ての人もはしごする人もいて街はにぎわってきた。コロナ禍に押しつぶされないよう、今は古書店もカレー店も踏ん張っている。【井川諒太郎】

 神田神保町は記者の職場(千代田区一ツ橋)から目と鼻の先だ。9月に入り、カレー店で金色ののぼり旗を見るようになった。スタンプラリーだ。

 主催する「神田カレー街活性化委員会」(中俣拓哉委員長)によると、神田神保町かいわいは100店を超えるカレー店が展開する激戦区。昔からの学生街、古書店街は次第に若者向けの店が集まるようになり、2000年代初頭からカレー店が増え始めたという。

 スタンプラリーは7回目。約100店が参加し、集めたスタンプの数に応じて特典がある。例年より1カ月遅れて9月に始まり、年内いっぱい続く。当初は開催も危ぶまれたが、コロナ禍に苦しむカレー店の悲鳴が上がり中止を免れた。

 「MAJI CURRY 神田神保町本店」の下村将正店長(37)は「売り上げが半減していたが持ち直した」。「ヒナタ屋 神保町本店」の女性店長(35)も「お客が例年通り来てくれて助かる」と胸をなで下ろす。スタンプラリーの効果は出ているようだ。

 街のもう一つの顔、古書店はどうか。秋の一大イベント「神田古本まつり」が中止され、週末の即売会も以前のようにはできていない。神田古書店連盟の大谷仁さん(60)は「今は我慢の時。手探りで持ちこたえたい」。村山書店を切り盛りする柳川正徳さん(57)によると、60、70代の常連客をすっかり見なくなったという。インターネット販売に活路を見いだそうとする動きもあるという。

 目抜き通りに出ると、…

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