メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

タカ優勝 異例のシーズン、先頭に立ってチームまとめた選手会長の中村晃

【ソフトバンク-ロッテ】リーグ優勝を決めてペナントを受け取り、工藤監督(右)と笑顔をかわす中村晃=ペイペイドームで2020年10月27日午後9時44分、徳野仁子撮影

[PR]

 プロ野球パ・リーグで27日、3年ぶり19回目のリーグ優勝を果たしたソフトバンク。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が約3カ月遅れ、当初無観客だった異例のシーズンに挑んだチームを、先頭に立ってまとめたのが選手会長の中村晃外野手(30)だ。優勝が決まると歓喜の輪に加わり、自身の音頭で万歳三唱をして喜んだ。

【ソフトバンク-ロッテ】金テープが舞う中、リーグ優勝のトロフィーを掲げる中村晃(手前)=ペイペイドームで2020年10月27日午後10時4分、徳野仁子撮影

 プロ13年目の中村晃は昨年オフに選手会長に就任した。2月下旬の春季キャンプ最終日には選手全員の前で「素晴らしいシーズンだったと言えるようにしよう」と意気揚々とあいさつした。

【ソフトバンク-ロッテ】五回裏ソフトバンク1死三塁、先制の中犠飛を放ちベンチ前で笑顔を見せるソフトバンクの中村晃=ペイペイドームで2020年10月27日、矢頭智剛撮影

 ところが、新型コロナウイルスの感染者が増加し、当初3月20日だったプロ野球の開幕は延期となった。シーズン開催が見通せず、チームも一時活動を停止。中村晃は「野球選手は投げたり打ったりできないと不安になる」と選手たちの思いを代弁し、本拠地の福岡ペイペイドーム(福岡市)で練習できるよう球団との調整役を担い、感染予防策などの協議を重ねた。球団側から少人数での自主練習が許可されると、開幕を信じて仲間たちと黙々と汗を流した。

 球場の外では社会貢献活動に熱心に取り組んだ。ソフトバンクのコーチ時代に妻を乳がんで亡くしたロッテの鳥越裕介ヘッド兼内野守備コーチ(49)の思いを引き継ぎ、乳がんの早期発見を呼び掛けるピンクリボン運動に積極的に参加。チーム1勝につき2万円を関係のNPO法人に寄付する活動を今年も続けた。5月には新型コロナと戦う福岡県の医療従事者を支えるため個人で1000万円を県に寄付。母親が看護師として働いていることも支援を後押しした。中村晃は「人のために何かできればうれしいし、喜んでくれることは自分のエネルギーになる」と話す。

 新型コロナ感染防止のため、優勝が決まっても工藤公康監督(57)の胴上げはなく、恒例のビールかけも取りやめとなった。大騒ぎはぐっとこらえ、チームは最終目標の日本シリーズ4連覇へ気持ちを切り替えている。「戦いは続く。4年連続日本一になれるようにチーム一丸でやっていく」と中村晃。ファンの喜びを力に変え、今季の集大成となるポストシーズンに臨む。【黒澤敬太郎】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 安倍氏は国会で虚偽説明し続けていた…「桜を見る会」前夜祭 立件可否焦点に

  2. 大阪市北区、中央区で休業・時短要請へ 27日から15日間 50万円給付調整

  3. 捜査員に知らされた姉の犠牲 「まさか路上生活とは」「理不尽」渋谷傷害致死

  4. 「ホテルの明細書あれば1000万%アウト」 桜前夜祭の野党ヒアリング詳報

  5. 安倍前首相周辺が補塡認める 「桜を見る会」前夜祭

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです