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埼玉県出身で最も有名な歴史上の人物といえば、渋沢栄一(1840~1931年)ですよね。「日本資本主義の父」であり、24年度から新1万円札の顔になります。その渋沢の生涯を描く来年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の制作が着々と進んでいますので、私から中間報告させてください。
9月上旬。嵐山町の鎌形八幡神社というところで、あるシーンの撮影がありました。渋沢の古里はもちろん、深谷市血洗島ですが、「幕末の風景」を撮りやすいということで、嵐山町になったそうです。よく知られている話ですが、渋沢は古里を大事にしていて、ことあるごとに帰郷しました。なかでも、血洗島にある諏訪神社の獅子舞を愛してやまなかったと伝えられています。地元の記念館には諏訪神社で獅子舞を眺める渋沢の写真が残っています。渋沢の一生を描くのに、獅子舞を舞うシーンは絶対外せないと言えるでしょう。
撮影現場には、渋沢役の吉沢亮さん、幼なじみの渋沢喜作役の高良健吾さん、後に渋沢の妻となる尾高千代役の橋本愛さんらが勢ぞろい。エキストラは血洗島の獅子舞保存会や嵐山町の住民のみなさんが務めてくれ、本当に熱気のこもった撮影でした。このシーンが実際に放映されたら、私はテレビの前で泣いてしまうかもしれません(笑い)。
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