秋季高校野球
秋季関東地区高校野球大会 専大松戸、快勝4強 木更津総合は初戦敗退 /千葉
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第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は27日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムなどで2回戦4試合が行われた。専大松戸(千葉3位)は鎌倉学園(神奈川2位)に6―0で快勝し、4強入りを果たした。シード校のため初戦となった木更津総合は常総学院(茨城2位)に1―9で敗れた。準決勝2試合は31日、千葉市稲毛区の県野球場であり、専大松戸は第1試合で健大高崎(群馬1位)と戦う。原則、無観客試合で実施される。【長沼辰哉、富美月】
相手打線を完封
<柏の葉公園野球場>
▽2回戦
専大松戸
003000300=6
000000000=0
鎌倉学園
専大松戸は三回、2死満塁から吉岡の内野安打などで3点を先取。七回にも3点を追加し、試合を決めた。先発・深沢は7奪三振で相手打線を完封。鎌倉学園は七回の2死満塁の好機にあと1本が出ず、及ばなかった。
九回一矢報いる
<ZOZOマリンスタジアム>
▽2回戦
常総学院
000002304=9
000000001=1
木更津総合
常総学院は六回2死一、二塁で中村の右中間を抜く2点適時二塁打で先制。その後も打線がつながり、17安打9得点で圧倒した。木更津総合は五回に一塁から島田が本塁を狙ったが阻止された。九回に1点を返すにとどまった。
■ズーム
悔しい思い、忘れない 木更津総合・島田舜也投手(2年)
「あの時に直球は必要なかった。変化球で勝負していれば三振が取れたのでは」。試合後、右腕のエースは悔やみきれない1球を振り返った。
互いに得点がないまま迎えた六回。安打と四球で2死一、二塁のピンチを迎えた。打者を変化球で2ストライクに追い込むと、「抑えてやる」との思いで頭の中がいっぱいになった。力んだ直球は甘いコースに入り、振り抜かれた白球は右中間に運ばれた。
続く七回は先頭打者に安打を許し、「冷静になって抑えないと」と自分自身に言い聞かせたが、更に追い込まれて失点を重ね、この回を投げきってマウンドを降りた。
「悔しい思いは絶対に忘れないと思う」。この日の試合で、制球や勝負強さなどに課題があることを自覚できた。「この気持ちを冬の練習にぶつけて、自信をつけて春を迎えたい」と話し、球場を後にした。【長沼辰哉】
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