秋季高校野球

秋季関東地区高校野球大会 東海大相模、逆転負け 鎌倉学園も涙 県勢4強ならず /神奈川

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【東海大相模-東海大甲府】六回表東海大相模1死満塁、門馬の左犠飛で生還し喜ぶ伊藤=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影 拡大
【東海大相模-東海大甲府】六回表東海大相模1死満塁、門馬の左犠飛で生還し喜ぶ伊藤=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影

 第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は27日、千葉市のZOZOマリンスタジアムなどで2回戦4試合が行われた。神奈川1位の東海大相模は東海大甲府(山梨1位)に1―2で逆転サヨナラ負け。同2位の鎌倉学園は専大松戸(千葉3位)に0―6で敗れ、県勢のベスト4入りはならなかった。【宮島麻実、洪玟香】

六回先制実らず

 <ZOZOマリンスタジアム>

 ▽2回戦

東海大相模

  000001000=1

  000000002=2

東海大甲府

 東海大甲府がサヨナラ勝ち。1点を追う九回、1死一、二塁で久井の2点適時打で逆転、先発・若山の好投に応えた。東海大相模は六回に門馬の犠飛で先制したが、九回2死三塁の好機を逃すなど追加点を奪えなかった。

好機に1本出ず

 <柏の葉公園野球場>

 ▽2回戦

専大松戸

  003000300=6

  000000000=0

鎌倉学園

 専大松戸は三回、2死満塁から吉岡の内野安打などで3点を先取。七回にも3点を追加し、試合を決めた。先発・深沢は7奪三振で相手打線を完封。鎌倉学園は七回の2死満塁の好機にあと1本が出ず、及ばなかった。

鎌倉学園・平本龍太郎投手(2年)=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で、洪玟香撮影
鎌倉学園・平本龍太郎投手(2年)=千葉県柏市の柏の葉公園野球場で、洪玟香撮影

笑顔でチーム鼓舞

 〇…鎌倉学園の背番号「1」が登板したのは、3点を追う七回だった。苦しい試合展開が続いていたが、平本龍太郎投手(2年)はマウンド上で笑顔だった。増島佳祐投手(同)が先発し、野手として出場している平本投手に継投をするのが鎌倉学園の「必勝パターン」。任された場面で全力で投げることを心に決め、明るい表情でチームを鼓舞し続けている。この試合では救援直後に3点を奪われ、「あの場で雰囲気を変えられれば良かった」と試合後に漏らしたが、「これからも自分の笑顔でチームを引っ張っていきたい」と前を向いた。


東海大相模・石田隼都投手(2年)=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影 拡大
東海大相模・石田隼都投手(2年)=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2020年10月27日、西夏生撮影

 ■ズーム

粘って勝てるエースに 東海大相模・石田隼都投手(2年)

 昨年と同じベスト4まで、アウトはあと三つだった。いつも通りに「勝つ」という思いでマウンドに向かったが、四球で先頭打者の出塁を許すと、「流れが悪くなった」。1死一、二塁の一打サヨナラ負けの場面で踏ん張りきれず、逆転打の行方と生還するランナーを見つめて「抑えられないのは自分の弱さ」と悔やんだ。

 今夏のセンバツ交流試合では強豪・大阪桐蔭を相手に先発し、7回2失点の好投を見せた。テンポの良さが持ち味の左腕に、チームメートの信頼は厚い。新チームが掲げる「守備からリズムを作り、攻撃につなげる野球」の中心となっている。

 この日は得意の変化球が好調で、的を絞らせない投球で八回まで無失点。「ストライクを入れる感覚は良くなっている」と手応えを感じていただけに、悔しい敗戦となった。試合後、門馬敬治監督は「粘って勝てるピッチャーに来年なってほしい。それが本当のエース」と語った。

 「厳しい場面で投げられないと、一流のピッチャーにはなれない。無駄のない一日を過ごしていきたい」。春夏にむけて、さらなる成長を誓い、球場を後にした。【宮島麻実】

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