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女の気持ち

柿の季節 東京都江戸川区・高橋愛子(主婦・73歳)

 今年も柿の季節がやってきました。このころになると思い出すことがあります。

 母は生前、決して柿を口にしませんでした。「柿は嫌い」の一点張りで、私もその言葉をずっと信じ込んでいました。「甘くてこんなにおいしいのに、なぜ食べないのか」と思ったこともありましたが、あまり深く考えることもなく年月が過ぎました。

 ところがあるとき、私が柿を食べているのを見て、老いた母がつぶやいたのです。その言葉に私はハッとしました。「もう柿の味は忘れたね」

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