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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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「総合的、俯瞰的」見解に終始する首相 学術会議任命拒否 説明なきまま1カ月

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衆院本会議で立憲民主党の枝野幸男代表の代表質問に答える菅義偉首相=国会内で2020年10月28日午後1時47分、竹内幹撮影
衆院本会議で立憲民主党の枝野幸男代表の代表質問に答える菅義偉首相=国会内で2020年10月28日午後1時47分、竹内幹撮影

 菅政権発足後に初めて野党が菅義偉首相と直接論戦を交わした28日の衆院代表質問で、日本学術会議の新会員人事を巡る問題が取り上げられた。首相は6人の任命を拒否した理由についてこの日もあいまいな答弁に終始し、自民党は問題の矛先を「組織のあり方論」に振り向けようと躍起になっている。

政府の意向反映させる狙い随所に

 学術会議の新会員の任命を拒否した理由について、代表質問の答弁に立った菅義偉首相が「総合的、俯瞰(ふかん)的」などと従来の見解を繰り返すと、衆院本会議場は野党のヤジで騒然となった。首相は「ちょっと静かにしてもらっていいですか」といらだちながら、大島理森議長にヤジを制止するよう求めた。大島氏が「ご静粛に」と3度注意する中、首相は用意された答弁原稿を読み上げた。

 結局、立憲民主党の枝野幸男代表、泉健太政調会長の質問に対し、…

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