2004年の米大統領選は、今回と同じく共和党の現職に民主党の新人が挑む構図となり、01年の米同時多発テロを受けた対テロ戦争、そして03年のイラク戦争が大きな争点となった。国論を二分する展開で激戦となったが、現職のジョージ・ブッシュ氏(子)は「戦時大統領」としての経験をアピールし、2期目を勝ち取った。
対テロ戦争のさなかの大統領選で、民主党の候補指名レースを制したのは「ベトナム戦争の英雄」でありながら反戦運動に転じたジョン・ケリー上院議員だった。フセイン独裁政権の打倒後も過激派によるテロなどで治安が不安定なイラク情勢について「歴史的危機を生み出した。対テロ戦争から大幅に逸脱した」と指摘。ブッシュ氏は「フセイン(イラク元大統領)がいなくなって、世界はより安全になった」と主張し、真っ向から対立した…
この記事は有料記事です。
残り286文字(全文637文字)
毎時01分更新
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり」需要の高まり…
1月22日に発効する核兵器禁止条約について、アニメーション…
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくな…