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米国の選択

所得税はいくら払っていた? 「750ドル」否定、根拠示さず~トランプの4年 内政⑧止

トランプ米大統領が大統領選のあった2016年と就任した17年に納付した所得税はそれぞれ750ドル(約8万円)にすぎなかったと報じた米紙ニューヨーク・タイムズ=AP

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 「トランプ米大統領が大統領選のあった2016年と就任した17年に納付した所得税はそれぞれ750ドル(約8万円)にすぎなかった」――。20年9月、米紙ニューヨーク・タイムズは衝撃的な内容を報じた。

 トランプ氏はホテルやゴルフ場を数多く所有する「不動産王」「富豪」として知られる。しかし選挙以前の15年間のうち、10年間については所得税をまったく納めていなかったという。同紙が独自に入手したトランプ氏個人と関連会社の納税申告書などによれば、不動産事業などは実際には順調とはいえず、テレビのリアリティー番組の収入などが補っていた。同紙は「トランプ氏は実際のビジネスよりも、富豪を演じることの方が成功していた」と指摘した。

 米国の税の仕組みは複雑で、所得レベルによっても税率が異なるため、単純比較はできないが、ワシントン・ポスト紙は「16、17年、平均的な中流世帯はトランプ氏の約3倍の所得税を払っていた」と指摘した。

 トランプ氏は、報道を「まったくのフェイク(偽)ニュース」と全面否定。国税当局の監査終了後に関連情報を開示する意向を示した。しかしその後、トランプ氏の新型コロナウイルス感染が発覚。報道はそちらに集中することになってしまった。退院後初となった10月22日の大統領候補者討論会でトランプ氏は「(16年に払った)750ドルは申告手数料だ」などと説明したが、根拠は示されていない。【石山絵歩】

     ◇

 米大統領選の投票日が11月3日に迫った。ドナルド・トランプ氏の続投か、ジョー・バイデン氏への政権交代か。決戦を前に、米国の有権者の審判を受ける「トランプの4年」を振り返る。

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