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修学旅行生らに愛され63年 奈良の土産店「福泉堂」10月末で閉店

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63年の歴史に幕を下ろす土産店「福泉堂」=奈良市東向中町で2020年10月26日午前11時5分、加藤佑輔撮影
63年の歴史に幕を下ろす土産店「福泉堂」=奈良市東向中町で2020年10月26日午前11時5分、加藤佑輔撮影

 近鉄奈良駅から徒歩1分、東向商店街(奈良市)にある土産店「福泉堂」が31日、創業から63年の歴史に幕を下ろす。経営者の高齢化と、新型コロナウイルスの影響による売り上げ減が理由で、訪れた往年のファンからは「商店街のシンボルが無くなるのは寂しい」などと感謝や別れを惜しむ声が寄せられている。【加藤佑輔】

コロナで売り上げ減

 店は1957年にオープン。商店街の入り口からすぐという立地の良さもあり、修学旅行生や観光客らから「奈良の名物土産店」として知られた。2018年からはツイッターやインスタグラムなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も活用し、お薦め商品を紹介するなど時代の流れに合わせた販売戦略も進めてきた。

 閉店は、店を経営する横田源隆(げんりゅう)さん(83)の妻ミヨシさん(77)が決断。新型コロナの影響で、売り上げは4月以降、前年より7~8割減の月が続いた。高齢による体力の衰えも感じているといい、ミヨシさんは「コロナ禍がいつ終息するか分からない状況が続き、精神的にも肉体的にも参ってしまった」と明かす。

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