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恋ふらむ鳥は

/138 澤田瞳子 画 村田涼平

 

 そんな大唐に引き比べれば、倭(わ)国の制度はまだまだ脆弱(ぜいじゃく)。それゆえ君主には聡明(そうめい)さが求められ、当人が帝王の器でないと見なされれば、臣下が力ずくでそれを正し、時には君臣の序列を弁(わきま)えぬ行いをする。――そう、まさに中臣(なかとみの)鎌足(かまたり)や今の額田(ぬかた)の如(ごと)く。

「漢(あやの)王子(みこ)さまはああ見えて、倭国を真実、強き国にするために何が必要かを、ちゃんと弁えていらっしゃるのだと思いますよ。あんな父を持った私が言うのも妙な話ですが、これからの倭には漢さまのような方がもっと大勢、必要なんじゃないでしょうか」

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