クロマツの傷痕調査 太平洋戦争末期・松ヤニ採取 市川の市民団体、台帳作成中 /千葉

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
クロマツの傷痕の有無や大きさなどを調べる「市川緑の市民フォーラム」のメンバーたち=千葉県市川市平田で2020年10月16日、小林多美子撮影
クロマツの傷痕の有無や大きさなどを調べる「市川緑の市民フォーラム」のメンバーたち=千葉県市川市平田で2020年10月16日、小林多美子撮影

 太平洋戦争末期に不足した石油の代替品に使うため松ヤニが採取された傷痕が残る市川市のクロマツについて、分布の状況や傷痕の種類などをまとめるため、同市の市民団体「市川緑の市民フォーラム」が「クロマツ台帳」の作成を進めている。体験者の聞き取りや資料の収集などにも取り組み、調査報告書や一般向けの小冊子作成を目指している。

 松から採れる油は「松根油(しょうこんゆ)」と呼ばれる。資源に乏しい日本は戦争末期には戦闘機の燃料も調達が難しくなり、松根油の増産に市民がかり出された。後に松ヤニも採取の対象となり、全国各地で子どもや主婦も動員された。

この記事は有料記事です。

残り377文字(全文644文字)

あわせて読みたい

注目の特集