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周東佑京(しゅうとう・うきょう)さん(24)
塁に出れば盗塁を期待する観客のボルテージが高まる。相手バッテリーが最大限に警戒を強める中、迷わずスタートを切るとあっという間に二塁へ滑り込む。持ち味の快足で盗塁を重ね、ファンを沸かせてきた。
昨季は代走の切り札として注目され、野球日本代表「侍ジャパン」にも選ばれた。今季はレギュラー獲得と盗塁王を目標に掲げ、課題の打撃と守備を磨いて臨んだ。7月から先発出場が増え、シーズン終盤に打撃の調子が上がると1番に定着した。
ベンチから盗塁のサインは出ず、走るかどうかの判断は任されている。盗塁成功のために大事にするのは「余計なことは考えない」。失敗を恐れず果敢に挑戦し、28日も盗塁を成功させ、福本豊氏(元阪急)の持つ11試合連続盗塁のプロ野球記録に並んだ。現在リーグトップの47盗塁で、育成選手出身では初となる盗塁王に近づいている。
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