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季語刻々

後の月たとへば宇治の巻ならん

 ◆昔

後(のち)の月たとへば宇治の巻ならん 越智越人(おちえつじん)

 今日は十三夜、すなわち後の月である。この後の月は、源氏物語でいえば宇治の巻、すなわち宇治十帖(じゅうじょう)にあたるだろう、というのが越人の句だ。彼は芭蕉門の名古屋の俳人。ところで、中秋の名月は芋名月、今日の後の月は栗名月とも呼ぶ…

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