メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

女の気持ち

母の眉そり 山梨県韮崎市・山寺直美(主婦・61歳)

 実家の母は今年89歳になった。週末は母の元に行き、おしゃべりしたりドライブに出かけたりと母娘の時間を楽しんでいる。普段の買い物や病院への付き添いなどは、同じ敷地に住む弟一家が面倒を見てくれている。ありがたく、感謝の気持ちでいっぱいだ。

 先日、母に「眉毛をそってほしい」と言われた。私は驚いて母の顔を見つめる。確かにボサボサではあったが、そんなに目立つほどでもない。昔からきちんとしていた母だが、この年で眉毛を気にする女子力の高さに驚いた。

 じゃあ少し整えようか、と母の頭を私の膝に乗せた。幼いころ、耳かきをしてもらったときと位置が逆転している。「動かないで! 途中で目を開けないで! そるよ」。大騒ぎしながらカミソリで少しずつ整えていく。

この記事は有料記事です。

残り240文字(全文560文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 見る探る 赤旗はなぜ桜を見る会をスクープできたのか 見逃し続けた自戒を込めて、編集長に聞いてみた

  2. 広島の山林遺体 男女3人を強殺容疑で再逮捕へ 金銭トラブルか 大阪府警

  3. 「桜」前夜祭 安倍氏周辺、補塡認める 「前首相には伝えず」 収支報告不記載

  4. 新型コロナ 「GoTo」 札幌・大阪市へ3週間停止 政府、解約料肩代わり

  5. 捜査員に知らされた姉の犠牲 「まさか路上生活とは」「理不尽」渋谷傷害致死

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです