「後任指名はできない仕組み」と反論 学術会議の梶田会長ら初の記者会見

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記者会見する日本学術会議の(左から)梶田隆章会長、菱田公一副会長=東京都港区の日本学術会議で2020年10月29日午後4時36分、手塚耕一郎撮影
記者会見する日本学術会議の(左から)梶田隆章会長、菱田公一副会長=東京都港区の日本学術会議で2020年10月29日午後4時36分、手塚耕一郎撮影

 日本学術会議の梶田隆章会長が29日、新会員候補6人が菅義偉首相に任命拒否された問題について記者会見を開いた。6人の任命を改めて求めた上で、学術会議に関する誤った情報が広まっているとして「私どもの活動が国民の皆様に伝わっていない。正確なデータに基づいた議論をしてもらいたい」と訴えた。

 学術会議を巡っては会員の選考方法や年間約10億円の予算の使い道などについて自民党が問題視し、SNSなどでも批判の声が上がっている。任命拒否の発覚以降、菅首相や自民党の指摘に対し、学術会議が公の場で反論するのは初めて。

 会見では、同席した副会長らが会員選考の流れや活動状況を説明。新会員候補者は、会員らが推薦した約1300人の中から選考委員会など多くの過程を経て、半年かけて首相に推薦する105人を決定しているが、「後任の指名」はできない仕組みだと強調した。同様の選考方式は海外の多くのアカデミー(学術機関)でも採用されているという。

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