第一生命、企業年金保険利率を19年ぶり引き下げ 0.25%に 世界的低金利で

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第一生命保険の本店=東京都中央区で2020年2月、古屋敷尚子撮影
第一生命保険の本店=東京都中央区で2020年2月、古屋敷尚子撮影

 第一生命保険は29日、企業から預かった資産を運用して将来の年金に充てる企業年金保険の一部商品について、契約者に約束する運用利回りの予定利率を現行の年1・25%から0・25%に引き下げると発表した。適用は2021年10月からで、引き下げは02年以来19年ぶり。

 新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で世界的に金利が低下しており、資産運用で高い利回りの確保が難しくなったため。日本生命、明治安田生命、住友生命の大手3社は「具体的な検討はしていない」としているが、低金利環境が続けば追随する可能性がある。

 第一生命が利率を下げるのは、国の国民年金や厚生年金とは別に、企業が私的に運用する年金のうち、将来の給付額が保証されている「確定給付型」向けの企業年金保険。国内の金利低下の影響で新規の販売は10年前から停止しているため、既存の契約企業約3000社が対象となる。給付額を維持する場合は、掛け金を積み増したり、運用手段を変更したりする対応を迫られそうだ。

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