「まさか、こんなところにまで」クマ被害多発の石川県、現場を訪ねると…

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
クマよけの鈴をランドセルにさげて集団下校する小学生ら=石川県小松市内で2020年10月23日午後3時31分、深尾昭寛撮影
クマよけの鈴をランドセルにさげて集団下校する小学生ら=石川県小松市内で2020年10月23日午後3時31分、深尾昭寛撮影

 「まさか、こんなところにまで」。全国各地でクマの出没が増え、国の集計で2020年度上半期は1万3670件と、公表している16年度以降最多となった。石川県は10月にクマに襲われた負傷者が10人と、新潟県(うち1人は死亡)と共に全国最多(27日時点、毎日新聞調べ)。駅前の商業施設に入り込む異例の事態が起きた他、市役所がある中心街、学校の中にまで出没しており、住民たちは厳戒態勢だ。負傷した女性をはじめ、関係者の声を聞いて歩いた。

 シャリン、シャリン、シャリン――。10月23日午後3時半、石川県小松市木場町の市立木場小学校(児童数75人)の校門付近で鈴の音が響き始めた。下校する児童らがランドセルにぶらさげたクマよけだ。

 同県では10月だけで191件のクマ目撃情報があり、10人が負傷した(27日時点)。出没が増えているのは、えさとなる木の実が不足しているためだという。多くの目撃情報があった小松市では23日夜から24日午後にかけ、市役所や県立小松高校がある市中心部に1頭が出没。住宅街で麻酔銃で捕獲されるまで市は外出を控えるよう呼びかけた。29日早朝にも市役所から…

この記事は有料記事です。

残り1007文字(全文1490文字)

あわせて読みたい

注目の特集