発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)」について、NPO法人「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」(中下裕子代表理事)は29日、国の暫定目標値を超える濃度の水道水を利用していた東京・多摩地域2市の住民22人の血漿(けっしょう)中濃度の平均が全国平均を上回っていたと発表した。同会議は国と都に対し、多摩地域の住民の健康調査を求める提言書を提出した。
有機フッ素化合物を巡っては、厚生労働省が今年4月、水道水中のPFOSと、類似の物質「PFOA(ペルフルオロオクタン酸)」の濃度を1リットル当たり計50ナノグラム(ナノは10億分の1)とする暫定目標値を設定。全国の自治体に目標値を超える井戸水の取水停止を求めた。
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