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京都「三月書房」 書店文化担った70年 「知の小宇宙」に惜別

閉店した三月書房。閉じたシャッターには、往時の店内写真が「だまし絵」としてプリントされ、まるで営業しているかのように見える。中央に立つ店主の宍戸立夫さんが発案し、福岡伸一さんが製作に協力した=京都市中京区で2020年8月27日、南陽子撮影

 独自の選書で読書家に名の通った京都の名物書店が、70年の歴史に幕を閉じた。1950年に創業した「三月書房」は今年6月にシャッターを下ろし、店頭での販売を終えた。文化人や研究者にファンが多く、知的好奇心を広げる原点になったと口をそろえる。著述家3人の言葉を借りて、往時の魅力をよみがえらせる。

背表紙から学んだ 福岡伸一さん

 「週休七日、年中全休」。閉店を告げる張り紙からは、何ごとにも一家言ある店主の風情が伝わる。シャッター3枚分の狭い間口。生物学者の福岡伸一さん(61)は店に足を踏み入れる度、奥に広がる「知の小宇宙」を感じていた。

 10坪の店内で、1万冊を扱っていた。「どんな有名な著書も1冊しかなく、まるで図書館のように並んでいる。一見、古本屋のようですが、れっきとした新刊本の本屋さん。でも、文庫棚はなく、村上春樹の新刊が積み上げられるようなこともない」。ベストセラーを扱う大型書店とは一線を画していた。

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