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広島二〇二〇/22 母の体験、紙芝居で 大内正子さん(69)=西区 /広島

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母の被爆体験を描いた紙芝居を手に、子どもたちにガイドをする大内正子さん=広島市中区で、小山美砂撮影
母の被爆体験を描いた紙芝居を手に、子どもたちにガイドをする大内正子さん=広島市中区で、小山美砂撮影

大内正子(おおうち・まさこ)さん

 10月中旬、原爆ドーム前。母の被爆体験を描いた紙芝居を手に、ドームを訪れる人にはつらつと声をかけていた。この場所で案内をするようになって7年がたつ。「草の根だけど、母たち被爆者の思いをつなぎたい」

 米軍が原爆を投下した1945年8月6日朝、当時21歳だった母は、爆心地の東約1・7キロの自宅で祖母と被爆し、頭にけがを負った。焼け跡に小屋を建て、戦後に復員した父と一緒に生活を再建した。終戦から6年たち、自分が生まれた。

 小学6年の時、心臓を患っていた祖母が他界した。米原爆傷害調査委員会(ABCC)から遺体を解剖したいと連絡があったが、父は断った。その時に母らが被爆者だと知った。母は詳細に語らなかったが体が弱く、病院に通っていた。

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