28日に阪神甲子園球場で行われた中日戦で、チーム事情で中継ぎに転向していた阪神の藤浪晋太郎投手(26)が45日ぶりに先発マウンドに立った。結果は4回1失点。勝利投手の権利を得る五回を前に降板したが、矢野監督は先発復帰を明言した。
この日、阪神は藤浪に始まり、最後を締めた藤川球児まで7投手をつぎ込んだ。藤浪は9月13日以来の先発だったが、短い回を投げるオープナーの役割を託されていた。藤浪は「ペース配分などを意識せず集中したい」と試合に入った。一回1死から京田に直球を右翼線へ運ばれ、味方の失策も重なって2死満塁。福田への外角の際どい直球はボールとなり、押し出し四球で1点を失ったが、慌てなかった。続くシエラを内角の変化球で空振り三振に仕留め、最少失点でしのいだ。「落ち着いていたし、テンパったわけではない」
その言葉通り、二回以降は立ち直った。二回以降に許した走者は四球の1人だけ。中継ぎを経験したことで目の前の打者に集中できた。「より配球を考えたり、(球の)印象付けをしたりと生きたところはあった」
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