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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相(当時)が任命しませんでした。異例の事態の背景や問題点を追います。

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首相「差し控える」連発 初の代表質問、議論かみ合わず ヤジに自ら「静かに」

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参院本会議で共産党の小池晃書記局長の代表質問への答弁中に小川敏夫副議長(奥左)にヤジの制止を求める菅義偉首相(手前)=国会内で2020年10月30日午後2時5分、竹内幹撮影
参院本会議で共産党の小池晃書記局長の代表質問への答弁中に小川敏夫副議長(奥左)にヤジの制止を求める菅義偉首相(手前)=国会内で2020年10月30日午後2時5分、竹内幹撮影

 菅義偉首相が初の国会論戦に臨んだ各党の代表質問は30日、衆参両院で計3日間の日程を終えた。野党は日本学術会議の任命拒否問題を繰り返し追及したが、首相は「お答えを差し控える」と連発。「鉄壁」を見せつけたが、原稿の言い間違いやヤジに不慣れな側面も見え隠れした。丁々発止のやり取りの衆参の予算委員会での答弁を不安視する声も与党内に出始めた。

 「個々人の任命理由は人事に関することで、お答えを差し控える」。首相は任命拒否の理由を問われるたびにこう繰り返した。一方で会員任命で重視した点についての説明は、多少増えた。…

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