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Gender×JAPAN

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「元気に育ってね」 コロナ禍で出産控えた女性たちに広まる「ジェンダー・リビール」とは

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記者がケーキ店に注文したジェンダー・リビール・ケーキ。男の子と伝えるため中に栗を入れてもらった=福岡市で2020年10月9日午後9時35分、田崎春菜撮影
記者がケーキ店に注文したジェンダー・リビール・ケーキ。男の子と伝えるため中に栗を入れてもらった=福岡市で2020年10月9日午後9時35分、田崎春菜撮影

 出産を控えた女性たちの間で、おなかの赤ちゃんが男の子か女の子か、ケーキの断面の色などで家族や友人たちに伝える米国発祥のイベントが、日本でも人気を集めつつある。今年は新型コロナウイルスの影響で家族の病院への付き添いや出産時の立ち会いなども制限され、多くの妊婦が1人で不安を抱えている。そうした中、赤ちゃんの成長を家族と一緒に祝い、自宅で喜びを分かち合う催しの一つとして、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通して広まっている。

 赤ちゃんの性別を伝えるイベントは「ジェンダー・リビール」と呼ばれる。英語で「性を明らかにする」という意味で、2008年ごろに米国の女性がパーティーでケーキを使って赤ちゃんの性別をお披露目する様子をインターネットに投稿したのが最初とされる。「ジェンダー・リビール・ケーキ」の他、割った風船から出てきた紙の色などで伝える「ジェンダー・リビール・バルーン(風船)」などがあり、日本でも昨年ごろから知られるようになった。

 「楽しく発表できました」「元気に育ってきてね」。SNS上には手作りしたジェンダー・リビール・ケーキの写真を添えた妊婦たちの投稿があふれる。ケーキの中身は男の子ならばブルーベリーなどを使った青系、女の子ならばイチゴなどが多いが、決まりがあるわけではない。

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