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沿岸南行記

津波の爪痕、復興の息吹。東日本大震災直後に当時の盛岡支局の記者らが電車やバスなどを乗り継いで被災地を南へと向かい、そこで生き抜く人々の今を伝えました。

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岩手県大船渡・2011年4月6日 雇用、手助けしたいが

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来所者の雇用相談に応じる小野寺豊さん=岩手県大船渡市のハローワーク大船渡で2011年4月6日午前9時14分、工藤哲撮影
来所者の雇用相談に応じる小野寺豊さん=岩手県大船渡市のハローワーク大船渡で2011年4月6日午前9時14分、工藤哲撮影

 ハローワーク大船渡(岩手県大船渡市)職員の小野寺豊さん(45)は、無事だった同僚の正規職員7人らとともに連日約300人の相談に乗っている。会社が、雇い主が、必要書類が、流された――。そんな人たちに同じ被災者として「会社から給与証明を」などとは言えない。自己申告を基に失業保険給付の書類を作る。

 高台の事務所は一時避難所になり10日ほどで業務を再開できた。しかし今も求人検索システムは使えず、県外企業の被災者雇用の厚意も紹介できない。…

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