連載

時事ウオッチ

関西の大学で教壇に立つ気鋭の研究者4人が交代で時事問題について執筆します。

連載一覧

時事ウオッチ

独の改革、信頼を背景に=近藤正基

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 10月3日、ドイツが統一30周年を迎えた。ポツダムでの記念式典に登壇したメルケル首相は「統一はおおむね成功した」と述べる一方、依然として東西には構造的な格差が残っていることに触れて、いまも「統一は全ドイツ的な挑戦であり続けている」とした。

 東西問題だけでなく、この30年間、ドイツはさまざまな課題に直面し、大胆な改革を実行してきた。例えば移民の社会統合、難民の受け入れ、脱原発、福祉国家の再編、同性婚の承認が挙げられる。特に2000年代から政策転換が次々と行われたことから、変化に乏しいというドイツ政治のイメージは過去のものになりつつある。

 国内政策だけではない。大きな変化は、外交・安全保障の分野でも見られた。

この記事は有料記事です。

残り1082文字(全文1389文字)

あわせて読みたい

注目の特集