日韓交流オンラインイベント 「歩く文学、ソウルから東京・福岡まで」 語られぬ声を文字に

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
東京とソウルを結んだオンラインでのトークイベントの様子。左から辻野、姜、映画ライターの佐藤結(東京)、イ・ジン、『ギター~』の翻訳者、岡裕美(ソウル)
東京とソウルを結んだオンラインでのトークイベントの様子。左から辻野、姜、映画ライターの佐藤結(東京)、イ・ジン、『ギター~』の翻訳者、岡裕美(ソウル)

 <土曜カルチャー>

作家・姜信子らがトーク

 10月初旬、東京と福岡、ソウルをオンラインでつなぐ日韓交流イベント「歩く文学、ソウルから東京・福岡まで」が開かれた。2日間にわたるトークイベントでは、辻野裕紀・九州大准教授(言語学)をコーディネーターに、作家の姜信子とイ・ジンらが「韓国文学の魅力」「文学から見る韓国社会」のテーマで語り合った。在日コリアン3世の作家として姜が歩いて来た道を通して、韓国文学や、広く文学の持つ魅力や役割に迫る。

 「自分にとって必要だから読んだ」。韓国文学の魅力を問われ、姜はそう答えた。在日3世として自身のアイデンティティーを探る中、「朝鮮文学の開拓者の一人であり、戦後は『親日』派として裏切り者とされた、李光洙(イグァンス)の文学を読みながら、彼の足跡を追う旅が私と韓国文学との出会いだった」と振り返る。

この記事は有料記事です。

残り1905文字(全文2271文字)

あわせて読みたい

注目の特集