名古屋大の依田憲教授(動物行動学)らのチームは野生動物の行動を効率的に捕捉するAI(人工知能)を搭載した小型記録装置を開発した。ウミネコの撮影では、15分おきに1分間撮影する従来のAI非搭載の記録装置に比べ、AI搭載装置では採餌する映像が多く映っていた。動物の生態解明につながるとして期待される。30日、英科学誌「コミュニケーションズバイオロジー」(電子版)に論文が公開された。
野生動物に装着する小型カメラを搭載した従来の装置は、動物の動きを阻害する大きなバッテリーを付けることが難しいため、常時撮影はできなかった。今回開発した装置(縦85ミリ、横35ミリ、高さ15ミリ、重さ27グラム)は、AIにあらかじめ認識させた野生動物の行動をセンサーが捉えると、小型カメラが撮影を始める。
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