「不妊治療を『我がこと』のように思える社会を」 三原じゅん子副厚生労働相

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三原じゅん子副厚労相=東京都千代田区の厚生労働省で2020年10月22日午後2時21分、村田拓也撮影
三原じゅん子副厚労相=東京都千代田区の厚生労働省で2020年10月22日午後2時21分、村田拓也撮影

 厚生労働省の副大臣に就任した元俳優の三原じゅん子参院議員(自民)が毎日新聞の取材に応じた。三原氏は、自らの体験を基に、与党議員の立場から政府に子宮頸(けい)がんや不妊治療への対策を強く求めてきたことで知られる。政府の一員として政策をつかさどる立場となった今、課題とどう向き合うのか。【原田啓之】

闘病生活を送った「子宮頸がん」

 厚生労働省10階の副大臣室。就任を祝う白と赤紫のコチョウランで彩られていた。冒頭に写真撮影を依頼すると、すっと背筋を伸ばし、きりっとした表情で一眼レフカメラを見つめた。副厚労相として担当する分野は労働、子育て、年金、不妊治療、そして子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンだ。特に、闘病経験のある子宮頸がんについて強いこだわりを持つ。

 「(ワクチンの)接種率を上げることが一番。対象者、保護者が本当に安心して、納得して打とうって思っていただくことが、私の願いです。そのために私は目いっぱい頑張ります」

 三原氏は人気テレビドラマ「3年B組金八先生」への出演で名をはせ、歌手としても活躍。ところが、俳優としてキャリアを重ねていた40代前半。人間ドックで子宮頸がんが見つかった。

医師の「命あるだけまし」発言に傷つく

 「『がん=死』というイメージがあって、精神的ショックがすごく大きかったですね」

 「子供への執着もあったし、仕事がこの先可能かどうかというところもあって……。本当は一つの選択肢しかなかったんですけど、…

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