一発攻勢を締めたシンノスケ弾 読みさえた健大高崎・綱川 秋季高校野球関東

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【専大松戸-健大高崎】七回裏健大高崎無死、綱川が左中間へ本塁打を放つ=千葉市稲毛区の県野球場で2020年10月31日、西夏生撮影 拡大
【専大松戸-健大高崎】七回裏健大高崎無死、綱川が左中間へ本塁打を放つ=千葉市稲毛区の県野球場で2020年10月31日、西夏生撮影

 高校野球の秋季関東大会は31日、千葉市の千葉県野球場で準決勝があり、2連覇を狙う健大高崎(群馬)が毎回得点で専大松戸(千葉)に9―2で七回コールド勝ちした。

 健大高崎の一発攻勢を締めくくったのは、扇の要・綱川真之佑(しんのすけ)だ。8―2の七回。先頭で打席に立つと、「入ると思わなかった」という左中間方向の打球はぐんぐん伸びてスタンドへ。この試合チーム5本目の本塁打で勝負を決めた。

 捕手としての読みがさえた。健大高崎があと1点を取ればコールドが成立する展開。「相手は(無駄な)四球を出したくないだろうし、直球が来ると(やまを)張っていた」と綱川。フルカウントから高めに浮いた直球を一振りで仕留めた。連戦に臨む投手陣の負担も考えて「コールドで終わらせよう」という強気も手助けした。

 3安打をマークした一方で、巧みなリードも見逃せない。走者を出した二、三回はともに併殺打を打たせた。「相手は単打狙いなので(バットの)芯を外そうと思った」と、先発の野中にツーシームを要求してうまく引っかけさせた。

 宇都宮市出身。小学2年の時、初めてテレビで巨人の阿部慎之助(現2軍監督)のホームランを見て、野球を始めたという。これで高校通算本塁打は21本目と、こちらの「シンノスケ」も強打の捕手の雰囲気を漂わせる。

 「新チームの目標にしていた」という関東大会連覇まであと1勝。攻守でチームを引っ張る覚悟だ。【岩壁峻】

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