ピンチ救ったバッテリーの「モデルチェンジ」 聖カタリナ決勝へ 秋季高校野球四国

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【小松-聖カタリナ学園】12回を一人で投げ抜いた聖カタリナ学園の先発・桜井=高知市の高知県立春野球場で2020年10月31日、藤井達也撮影 拡大
【小松-聖カタリナ学園】12回を一人で投げ抜いた聖カタリナ学園の先発・桜井=高知市の高知県立春野球場で2020年10月31日、藤井達也撮影

 高校野球秋季四国大会は31日、高知県立春野球場で準決勝2試合があった。聖カタリナ学園は延長十二回、堀越璃雄(2年)のサヨナラ打で小松との愛媛勢対決を3―2で制した。11月1日の決勝は、準決勝で鳴門(徳島)に9―2で七回コールド勝ちした明徳義塾(高知)と対戦する。

 2016年に女子校から共学になるのに伴って野球部が誕生した聖カタリナ学園。劇的なサヨナラ勝ちを演出したのは、179球を投げたエース・桜井頼之介(2年)らバッテリーの見事な「モデルチェンジ」だった。

 1―2で迎えた五回1死二塁のピンチ。もう1点もやれない場面で、越智良平監督は捕手を石川航大(2年)に交代し、配球も直球中心から変化球主体へと指示した。後続を断ち切ると、桜井も腕を振る角度を微修正して立ち直り、それ以降は失点せず被安打6、11奪三振で完投した。

【小松-聖カタリナ学園】十二回裏聖カタリナ学園2死一、三塁、堀越がサヨナラとなる適時打を放つ=高知市の高知県立春野球場で2020年10月31日、藤井達也撮影 拡大
【小松-聖カタリナ学園】十二回裏聖カタリナ学園2死一、三塁、堀越がサヨナラとなる適時打を放つ=高知市の高知県立春野球場で2020年10月31日、藤井達也撮影

 越智監督は「つかまるケースもあったので配球を変えてみようかなと」。兵庫県尼崎市出身の桜井も「真っすぐで一発を浴びないようにスライダーでかわした」。最速140キロ超の右腕だが、勝つ投球に徹した。

 日没が近かった延長十二回、5番・堀越の適時打でサヨナラ勝ち。それまで好機で何度も凡退していた堀越も「最高です」。勢いに乗る新鋭は決勝で、伝統校の明徳義塾に挑む。【新井隆一】

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