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男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走県大会(県高体連、県教委、秋田陸協、毎日新聞秋田支局主催)が10月31日、大潟村ソーラースポーツラインで開かれ、男子は秋田工が8年連続26回目、女子は秋田北鷹が2年連続9回目(前身校含む)の優勝を果たした。両校は12月20日に京都市で行われる全国大会に出場。男女上位4校は11月12日に岩手県で行われる東北大会に出場する。
2019年の都大路で1区を走った主将や副主将をけがで欠いた秋田工だったが、底力を発揮し、2位に約7分の大差をつけて連勝記録を8に伸ばした。
1区は花輪の高田尚暉(3年)が1位でたすきをつないだ。「花輪の存在感を見せたかった。ラスト3キロで得意のスピードを生かして勝負できた」。10秒差で秋田北鷹の芳賀利紀(3年)が続いた。
花輪は3区の山口真玄(2年)も区間賞。同区終了時点で2位の秋田工と21秒差をつけた。
4区に入ると秋田工の小松聖(1年)が一気に花輪を抜き去り、逆に2分31秒差をつけた。「プレッシャーが大きかったが、抜かせてよかった」。5区の菅原叶夢(3年)、6区の小原拓夢(2年)、それにアンカーの加賀屋耀(3年)も区間賞の走りで他チームを圧倒した。
加賀屋は「1位でゴールできてほっとしている。みな絶好調だった」と笑顔を見せた。【猪森万里夏】
中盤までは競り合う展開で、4区途中にトップに立った秋田北鷹が連覇を果たした。
2019年に続き1区を任された秋田北鷹の渡辺望美(3年)は前回5位だったが、「今年は先頭でつなぎたい」とラスト500メートル地点で先頭に出た。横手清陵は2区の米沢瑠奈(3年)が区間2位の走りでトップに。武田桜(1年)が区間賞の大館国際も4位に浮上した。3区の区間賞は大曲の原稚捺(2年)。3区終了時点で秋田中央を含めた上位5校の差が1分以内という接戦になった。
秋田北鷹は4区の奈良田心(2年)が「先頭が見えるいい位置でたすきををもらえた」と区間前半で一番前の横手清陵を抜き、21秒差をつけてアンカーの藤田未来(1年)にたすきを渡した。藤田は「先輩がつないでくれたたすきを必ず1位でゴールへ」と誓い、冷静な走りで2位との差を広げ、笑顔でゴールテープを切った。【下河辺果歩】
○…秋田中央の大渕麗奈(3年)は2年連続の1区で再び2位と健闘した。春にスランプに陥ったこともあったが、この日は自己ベストを1分ほど縮めた。苦しいときはいつも、2年前に県大会3位に終わり悔しがっていた先輩たちの姿を思い出すという。「いつか都大路に」という思いを受け継いだだけに「1位でたすきを渡したかった」と振り返りつつも「記録を更新できたのはうれしい。苦しくても走り続けたことが報われた」と笑顔を見せた。
★男子のチーム記録★(42.195キロ)
順位 校名 総合成績
(1) 秋田工 2:06:37
(2) 花輪 2:13:36
(3) 秋田北鷹 2:15:35
(4) 大曲工 2:18:00
(5) 秋田中央 2:19:36
(6) 金足農 2:23:23
(7) 角館 2:25:11
(8) 由利 2:28:34
(9) 秋田 2:30:14
(10) 横手 2:31:08
(11) 秋田南 2:31:47
(12) 大館桂桜 2:34:36
(13) 明桜 2:35:42
(14) 大館鳳鳴 2:36:56
参考 合同D 2:17:53
参考 合同B 2:28:34
参考 合同E 2:35:37
参考 合同C 2:39:28
参考 合同A 2:45:35
※合同A=能代・能代工▽合同B=由利工・本荘▽合同C=男鹿海洋・秋田令和・秋田西▽合同D=大曲農・大曲・横手清陵▽合同E=小坂・湯沢翔北・五城目・平成
★女子のチーム記録★(21.0975キロ)
順位 校名 総合成績
(1) 秋田北鷹 1:15:03
(2) 横手清陵 1:16:01
(3) 大曲 1:16:27
(4) 秋田中央 1:17:14
(5) 大館国際 1:19:05
(6) 花輪 1:21:13
(7) 明桜 1:22:02
(8) 本荘 1:24:52
(9) 金足農 1:25:41
(10) 大館鳳鳴 1:29:13
(11) 大館桂桜 1:30:51
(12) 秋田 1:32:58
参考 合同 1:29:18
※合同=秋田北・秋田西・秋田令和。角館と横手は棄権
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