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男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会県予選(県高体連、毎日新聞社など主催)が31日、伊勢崎市陸上競技場であった。新型コロナウイルス感染防止のため、レースは競技場内のトラック周回で行われ、男子(7区間42・195キロ)は東農大二が2年連続29回目、女子(5区間21・0975キロ)は、常磐が3年連続20回目の優勝を果たした。優勝校は12月20日に京都市で開かれる全国大会に出場。上位6校は11月21日に宇都宮市である関東大会の出場権を得た。【妹尾直道】
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詳細な成績は11月3日掲載します。
◆男子 全員が区間賞で完勝
男子の東農大二が、全7区間で区間賞を獲得し、完勝した。僅差で入賞を逃した昨年の都大路の悔しさがバネになった。今年は全国制覇を目指す。
圧巻の走りだった。1区では5000メートル日本高校記録保持者の石田洸介(3年)が序盤から飛ばし、10キロ(1万メートル)を28分37秒50で走り、県の高校新をマーク。2区以降の選手も快走し、城戸口直樹監督は「各自が与えられた区間で仕事をしてくれた」とたたえた。
昨年の都大路では2時間3分台の好タイムを出しながら、8位と3秒差の9位に終わり、高速化が進む全国上位校の力を実感した。「あのタイムで入賞できないとは思わなかった。もっと上を見る必要性を感じた」と石田。今年は目標を日本一に据え、全員がエース区間の1、3、4区を担える選手を目指して練習に取り組んだ。
県大会の優勝はあくまで通過点。石田は「自分もチームも、走りや意識がまだ足りてない」と気を引き締め、師走の飛躍を誓った。
◆女子 2区以降寄せ付けず
女子の常磐がチーム力の高さを発揮した。
1区の星野輝麗(3年)がエース同士の競り合いに敗れて2位となったが、2区以降は他を寄せ付けない走りでいずれも区間賞。特に5区の並木美乃(2年)は5キロ(5000メートル)を16分7秒69で快走し、県の高校新記録を更新した。
今大会はたすき渡しのないトラックの周回で行われた。各区間ごとに一斉スタートするため、ロードでのレースと違って精神的な優位を作れない中、各自で設定した目標タイムを目指してきっちりと走りきった。
30年以上にわたってチームを率いた高木雅一監督は今季限りで退任する。今大会で県大会優勝回数が20回に到達し、同校監督として最後の都大路では10回目の入賞を狙う。星野は「高木先生の日本一になるという思いに共感して入学した。昨年も一昨年も入賞を逃したので最後は入賞して笑顔で終わりたい」と話した。
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