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男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会県予選(県高体連など主催、毎日新聞社など後援)が10月31日、旭市の県総合スポーツセンター東総運動場の折り返しコース(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)で開かれた。男子は八千代松陰が2時間7分16秒で3年連続12回目、女子は成田が1時間10分39秒で3年連続10回目の優勝を決めた。両校は12月20日に京都・都大路で開催される全国大会に出場する。【富美月、近藤卓資】
◆男子
1区は4位でスタートしたものの、3区間で区間賞を獲得するなど徐々に順位を上げた八千代松陰が逆転優勝し、3連覇を果たした。
1区の油谷航亮選手(3年)は「区間賞でチームに勢いを」と力走したが、1位に24秒差をつけられ4位でたすきをつないだ。2区の大野雅也選手(同)は区間1位の快走を見せて1位の市船橋との差を縮めた。
3区の工藤大和選手(同)が目標タイムを切り2位に浮上すると、4区の綾一輝選手(1年)が一気に追い抜き、2位を31秒差で引き離した。5区の早見英晃選手(3年)は「少しでも差を広げたい」とさらに引き離し、6区の工藤慎作選手(1年)も1位をキープ。アンカーの石原正翔選手(2年)は「チームに優勝を」と気合の走りを見せ、ゴールテープを切った。
1位に24秒差の4位でたすきを受け取ると、区間4位に終わった昨年の悔しさを晴らす走りをしようと、ラスト1キロでスパートをかけ、最後の上り坂で一気に17秒差に縮め、3区につないだ。
昨年の全国大会には7区で出場。チームは序盤上位だったが、自身は後半に失速し、区間37位でチームは16位に終わった。悔しさから、1日15キロほどの走り込みを20キロほどに増やした。スピードを出すことは得意だったので、走りの質を上げることを意識した。練習の合間に全国大会の動画を何度も見て、自分を奮い立たせた。秋のオープン戦の5000メートルで自己ベストを大幅に更新した。レース後、「去年の悔しさを晴らすとともにチームの目標8位に入れるようにしたい」と笑顔を見せた。【富美月】
◆女子
全員区間賞の成田が圧倒的な力で3連覇を果たした。
昨年の都大路でも1区を走った山崎りさ選手(3年)は「風にあおられ苦しかった」と振り返ったものの、2位に9秒差を付けてたすきをつないだ。2区の南莉花選手(1年)は、初めての大舞台に緊張しながらも、快調にペースを刻んだ。
3区の鈴木優菜選手(1年)もリードを広げ、「楽しんで走れました」と笑顔を見せた。4区の藤田真美加選手(2年)は競歩の選手としても活躍しており、安定した走りでリードを守った。小坂井智絵主将(3年)が昨年に続いてアンカーを務めた。リズムのある走りで2位以下の追随を許さず、笑顔でゴールに飛び込んだ。
50秒差でたすきを受け取るとグングン飛ばし、最後は2位に2分以上の差をつけゴールテープを切った。それでも「気負ってしまって、自分の走りができなかった」。
昨年の都大路でもアンカーを任され、区間4位の走りをみせたが、チームは11位に終わった。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1年生の合流が遅れ、全体練習は6月からとなったが、主将としてチームをまとめ、3連覇に貢献した。
今年に入って体が左右に傾く癖を矯正し、7月に3000メートルで9分13秒の自己記録を出すなど、好調を維持している。松澤誠監督も「下りが得意で、粘り強い走りをする」と信頼を寄せる。自信を持って3回目の都大路に挑む。【近藤卓資】
全国高校駅伝競走大会県予選の全チームの記録と、男女上位8位までのチーム各区間記録は2日の紙面に掲載します。
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