秋季高校野球
秋季関東地区高校野球大会 東海大甲府、決勝逃す 常総学院に大量失点 /山梨
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は10月31日、千葉市の千葉県野球場で準決勝2試合が行われた。31年ぶりの決勝進出を目指した山梨1位の東海大甲府は、常総学院(茨城2位)に0―10で六回コールド負けした。
2年連続2回目の優勝を狙う健大高崎(群馬1位)は初出場の専大松戸(千葉3位)に9―2で七回コールド勝ちした。
5年ぶりの決勝で20年ぶり3回目の優勝を目指す常総学院と健大高崎の決勝は11月1日午前10時から県野球場で行われる。【上鵜瀬浄】
打線対応できず
<千葉県野球場>
▽準決勝
東海大甲府 000000=0
常総学院 100414=10
(六回コールド)
常総学院は一回、青木の適時打で先制し、四回に伊藤琢の2点三塁打などで4点を加えた。六回は塙の2点二塁打で10点差としてコールド勝ちを収めた。大川は球威があり、被安打1で完封した。東海大甲府は3併殺打と二塁を踏めなかった。
■ズーム
攻守のレベル差痛感 東海大甲府・三浦諒太主将(2年)
六回に8点のリードを許し、なおも2死満塁とピンチが続いた。常総学院・塙の右中間を破る当たりで2者が生還し、試合は終わった。「試合中に何の声も出せなかった」と、主将として捕手としてチームを鼓舞できなかったことを反省した。
先発した今大会初登板の左腕・加藤は一回に得意としていたけん制で2度ボークを取られて動揺した。「弱気になったら負け」と励ましたものの、バッテリーミスもあって一回に先取点を与える。四回には失策も絡んで4点を失った。
打線は背番号10の大川の140キロ台の速球と低めのスライダーに対応できなかった。四死球と久井の左前打で3度出塁したが、いずれも後続が併殺に打ち取られた。
エース左腕・若山とバッテリーを組んで夏の独自大会に続き、秋の県大会も制した。関東大会で2勝を挙げたが「甘くないことを思い知らされた」と、攻守のレベルアップの必要性を痛感した様子だった。【上鵜瀬浄】
高校野球テレホンガイド
0180・99・1889
毎日新聞は、試合結果のテレホンガイドを開設しています。