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妖怪の町の怪談師 神原リカさん 実話アレンジ、不気味に /鳥取

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怪談を語る際にはキツネの面と白い衣装をまとう神原リカさん=境港市で、野原寛史撮影
怪談を語る際にはキツネの面と白い衣装をまとう神原リカさん=境港市で、野原寛史撮影

神原(かんばら)リカさん(49)

 「妖怪の町の怪談師」として、境港市など県西部を中心に語り部として活動している。新型コロナ禍で自身が企画していた怪談会の多くが休止となったが、10月から本格的に再開。そして3日、出版社が主催の「日本一怖い怪談語り」を決めるコンテストの決勝に出場する。

 「怪談のふるさと」と呼ばれる松江市出身。幼い頃から怖い話が大好きで「祖母の語る不思議な体験や物語を聞き、小学生の時は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)を愛読していた」。本格的な怪談に取り組むきっかけは2014年。移り住んだ境港市でお化け屋敷のイベントがあり、同時に企画された怪談会に出演した。以来、平日は米子市の障害者就労支援施設で働き、休日は怪談師に変身する。

 怪談の中身は、仕事関係や知人から聞いた体験談をベースに、アレンジを加えたもの。日ごろから体験談の収集に余念がない。怖さを会場から持って帰ってもらう「お持ち帰り系」を意識し、「聴衆が帰路に車のバックミラーが気になったり、夜にトイレに行く時に思い出したり。そんな心に引っかかる怪談を心がけています」。ステージではキツネの面を頭に着け、白い衣装。暗い会場で映え、「人ならざる者が語っているように見える」よ…

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